おはなし玉手箱　～秋の大運動会　ニューウェーブかりもの競争①～

商品詳細こちら 運動会の日に母が持たせてくれる お弁当箱をお手本に 色紙で折った「玉手箱」の出品です。 中には斬新なお弁当を作ることで 有名だった母の渾身のおかず達 (タコさんウインナーは紛い物という信念から、 茹でた本物のイイダコが 入っていることもありました。) が入っているのかと思いきや 中身のないおはなしが入っています。 語り部はイス鳥合戦に参加してきた 黄色い鳥。 チームカラーの帽子ならぬ 全身タイツを着用している様で やたら黄色いです。 こちらの玉手箱 思いの外 色鳥どりに出来ましたので 小物入れにいかがですか？ サイズは縦8cm×横8cm×高さ4cm お気に召して頂けましたら 折りたたみ、封筒に入れ 郵送で送らせて頂きます。 なお、全身タイツの黄色い鳥は 閉会宣言で 最後のトリを務めなくてはならない為 お付けできません ご了承下さい。 中身のないおはなしはこちら↓ 稲刈りの手伝いをしに帰省、 実家の台所で晩御飯の準備をしていると 谷を貫く大きな国道から 大音量のクラクションが聞こえた。 見てみると 田舎には滅多とない大渋滞をひき起こしていた。 事故か何かかと心配していたら 母が「大変じゃ大変じゃ」 と言いながら帰ってきた。 「家中のホウキとチリトリを持って 一緒に来て」というので、 言われた通りかき集め、 母の運転する車に飛び乗った。 大渋滞の方に進もうとするので 「この道進まないからやめたら？」と言うと 「この渋滞の原因に用事があるんよ」と 車を飛び降り ホウキとチリトリを掴んで 前方へと走り出した。 私は運転を替わり、渋滞の原因へと進んだ。 国道を止めてまで 運動会でもしてんのかと訝しんだが、 少し進むと事の全容が見えてきた。 近所のお爺が 米袋を道に落とし、新米が散乱、 どこかに電話をしている。 母は鬼の形相で、向かい来る車に 「踏まんでぇ〜」と大声を上げながら、 お米をかき集めている。 私は手前で車を止め、 ハザードをたき、三角表示板を出した。 お爺に話を聞くと 今警察に電話はしたとのことで もうすぐ交通整備には 来てくれるとのことだった。 お巡りさんが来てくれるまで、 お爺は交通整備、 母と私はお米の回収を請け負った。 つづく商品の情報カテゴリー:ハンドメイド>>>趣味/おもちゃ>>>クラフト/布製品商品の状態: 目立った傷や汚れなし